仙腸関節炎(仙腸関節症候群)について

仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、骨盤の中心にある仙骨(せんこつ)と、左右の腸骨(ちょうこつ)によって合わさって構成されています。骨盤の歪みとは、主にこの仙腸関節の歪みを指し、骨盤矯正も同様に仙腸関節の調整が施術の根幹となります。石橋の中央にキーストーン(要石、楔石)と呼ばれるものがありますが、この仙骨はまさに人体の中でその役割を果たしています。近年、整形外科をはじめ、医療の中でも仙腸関節の働きに注目が集まってきていますが、カイロプラクティックでは、約100年前からこの関節の重要性に着目し、多くの研究がなされてきました。そのため、仙腸関節を調整するプロフェッショナルといっても過言ではありません。この関節は強固な靭帯によって固められており、上半身と下半身からの負荷を分散させる場所です。元来、医学的には「動かない関節」とされてきましたが、実際には「動く関節」であり、この関節の適度な動き(数ミリ)が、姿勢保持や歩行を可能にし、骨盤および腰の働きに非常に重要な役割を果たしています。一般的にギックリ腰になると腰が痛いと思われがちですが、仙腸関節に痛みが起因していることも多く、何度も繰り返す場合は仙腸関節の適切なケアが必要となるケースがあります。

仙腸関節炎(仙腸関節症候群)の特徴

仙腸関節炎についてまずご理解いただきたいことは、この骨盤の関節に歪みや痛みがあることによって、いかに様々な影響があるかということです。仙腸関節や仙骨には、多数の知覚神経や自律神経が出入りしています。そのため、痛みなどの症状だけでなく、子宮や卵巣、小腸、大腸、膀胱などの内臓機能にも自律神経を介して大きな影響を与える可能性があります。

痛みに関しては骨盤関節の局所だけでなく、関連痛が臀部、腰、鼠径部、大腿の後ろ側、ふくらはぎや足先にも広がることがあり、ヘルニアや坐骨神経痛と間違われることがあります。また自律神経を介して足のむくみ、足先の冷えにも影響します。

自律神経に関して少し細かい説明になりますが、仙骨の2、3、4番からは自律神経の副交感神経が出入りしています。この副交感神経が正常に働くことで血管を拡張させ、良好な血液循環を促します。しかし、仙腸関節に歪みや機能障害がある場合、副交感神経の正常な働きを阻害するため、結果として内臓の機能や血液循環に影響すると考えられています。当院では、生理痛や月経不順、不妊の患者さんの症状に特に焦点を当てて診させていただいているわけではありませんが、結果的にこのような問題も適切な骨盤矯正により解決する例も少なくありません。 

仙腸関節炎(仙腸関節症候群)の原因

進化論によると人間はそもそも四足歩行であったため、骨にもその名残があります。仙腸関節にとって最も安定する状態は、四つん這いです。そのため、二足歩行は仙腸関節に負荷がかかりやすい状態であり、私たち人間はまだ進化の過程にあると考えられています。結果的に、他の動物よりも腰痛や椎間板ヘルニア、変形性股関節症、変形性膝関節症を患いやすいとも考える学者もいます。さらに足を組むことや、悪い姿勢、長時間座ることは仙腸関節の問題を助長します。

猫背や反り腰になると、仙骨が前後に押される力が強くなるため、関節面に異常な負荷がかかります。また体の左右のバランスが悪くなると、仙腸関節への負荷にも左右差が生じ、どちらか一方に炎症が出るリスクが高まります。

また、出産時には仙腸関節は子供を産む準備のために関節の靭帯が緩み、骨盤が開きやすくなります。赤ちゃんが産道を通りやすくなり理にかなっている反面、産後に適切なケアをしないと非常に歪みやすい状態でもあります。産後に自律神経失調や月経不順、腰痛が酷くなる、といった症状がある方は、骨盤の歪みにより仙腸関節に問題が起きている可能性が高いです。

仙腸関節炎(仙腸関節症候群)に対するカイロプラクティックアプローチ

まず関節に炎症を起こしている原因の特定が最も大切です。ぎっくり腰のように急性の捻挫が原因の場合は、適切な治療とアイシングにより、痛みの早期改善を促します。また慢性的な痛みがある場合、その原因となる(多くは悪い姿勢や生活習慣)をみつけ、骨盤矯正を行うことで、痛みを解消してきます。産前・産後の骨盤の歪み・開きに関しては緩んでいる骨盤の位置を調整し、正しい位置で定着するようにベルトとエクササイズの指導をします。

仙腸関節炎(骨盤の歪み・開き、骨盤矯正)でお困りの方は、世田谷区・二子玉川にあるアクティブ・エイジング カイロプラクティックにご相談ください。

仙腸関節炎(仙腸関節症候群)の症例報告

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