骨盤の歪み・痛みについてPelvic Pain

骨盤は、中心にある仙骨を左右の寛骨が挟み込む構造となっています。この仙骨と寛骨の合わさる部分を仙腸関節と呼び、いわゆる骨盤の歪みが生じる場所であり骨盤矯正の主なターゲットとなります。骨盤の関節は強靭な靭帯で覆われているため、医学的には「動きのない関節」とされてきましたが、カイロプラクティックでは約100年前からこの関節の僅かな動きに着目し、医学的には原因不明とされる腰痛に対して効果を上げてきました。近年では、整形外科医の中でも仙腸関節の働きに注目が集まってきており、正しい姿勢の保持や歩行、腰痛予防、安産などに大きな影響があることが証明されてきています。

骨盤は、上半身と下半身からの負荷が合わさる部位であり、この異なる方向からの負荷を分散させる機能があります。この機能により重力に対して正しい姿勢を保ち、二足歩行が可能となります。しかし、背骨や足に歪みや左右の足の長さに違いがあると、骨盤に左右不均等な負荷がかかり、骨盤を歪ませることにつながります。 骨盤の歪みは見た目にも影響し、左右のヒップラインの違いや左右の足の長さの違い、背骨の側弯症、左右の肩の高さの違い、頭の傾きが現れることがあります。また、仙骨からは自律神経の副交感神経が出入りしているため、子宮や卵巣、前立腺、膀胱、大腸の機能不全、血流不全、自律神経失調、生理痛、月経不順、月経前症候群などの問題を引き起こす可能性があります。

さらに、骨盤の歪みにより、子宮円索という靱帯の緊張状態が変化し、子宮の適切なバランスが崩れてしまいます。その結果、逆子の赤ちゃんの確率が高まり、分娩時間にも影響する可能性があることも報告されています。このような問題において、病院の検査では異常なしと判断される場合、骨盤の歪みが原因となっている可能性があります。骨盤の歪みが原因であれば、適切な骨盤矯正により骨盤と内臓のバランスも改善されます。

代表的な骨盤の歪み・痛みについての種類と原因

産前・産後の骨盤の歪み・骨盤の開き


妊娠中は、体重の増加により、普段より強い負荷が骨盤にかかります。妊娠後期からは赤ちゃんがスムーズに産道を通れるよう、「リラキシン」という出産準備ホルモンが分泌され、骨盤を安定させている強靭な靱帯を緩ませます。骨盤の緩みは分娩により必要以上に骨盤に負荷をかけ、骨盤の歪みが起きてしまうことがあります。
 
一般的にリラキシンの分泌は産後数ヶ月でおさまり、靭帯の緩みや骨盤の関節は徐々に安定性を取り戻します。しかし、何らかの原因で骨盤の開きや歪みが残ってしまうと腰痛や股関節痛、鼠径部の痛み、足のしびれ、むくみ、尿漏れなどの問題が出てきます。また、妊娠から出産にかけての約一年間で、腹筋やお尻の筋力が非常に低下するため、産前・産後にピラティスのリハビリを行うことはとても効果的です。

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生活習慣による骨盤の歪み


足を組む、あぐらをかく、財布をおしりのポケットに入れて座る、女の子座りの際に決まって左右偏った座り方をする、長時間のデスクワークなどの生活習慣は骨盤に日常的に負荷を与え、歪みが生じるリスクを高めます。

スポーツによる骨盤の歪み


サッカー、ラグビー、アメフト、格闘技、野球、ゴルフ、ロードバイクのサイクリストなど「反復動作」や「偏った身体の捻り」、「左右の手足の使用頻度の大きな違い」、「強いコンタクト」が求められるスポーツは、左右前後の筋肉の発達や緊張状態に影響を与え、直接的な外力により骨盤の歪みを引き起こすことがあります。

仙腸関節炎(仙腸関節症候群)


仙腸関節(せんちょうかんせつ)は、骨盤の中心にある仙骨(せんこつ)と、左右の腸骨(ちょうこつ)によって構成されています。骨盤の歪みとは、主にこの仙腸関節の歪みを指します。この仙腸関節にはたくさんの神経が集中しているため、何らかの原因でここに炎症が起きると痛みや足のしびれだけでなく、さまざまな異常が出ます。この問題を仙腸関節炎(仙腸関節症候群)と言います。カイロプラクティックの効果を最も期待できる問題の一つであり、一般的に適切な骨盤矯正により約5回以内の施術でかなり痛みや症状が軽減します。

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恥骨結合炎


恥骨結合炎はおへそから約10cm下にある硬い骨である恥骨結合に炎症が起きることによって痛みを生じます。痛みは恥骨部だけではなく、お腹や内ももにも広がることがあります。スポーツの際に恥骨結合の軟骨にストレスがかかり炎症を起こすケースと、妊娠中や出産後の骨盤の不安定性や歪みにより痛みが出るケースがあります。とてもデリケートな場所なので、なぜこんなところが痛いのだろう?と不安になることもあると思いますが、妊娠中や産後は骨盤の靭帯が非常に緩んでいるため、恥骨結合炎になるリスクが高くなります。適切な骨盤矯正により良好な成果が期待できますので、ご安心ください。

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梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)


梨状筋症候群は、何らかの原因でお尻のインナーマッスルである梨状筋が過剰に緊張することにより、坐骨神経を圧迫してしまい、お尻や足の痛みやしびれを引き起こす状態です。また、梨状筋の緊張が長く続くとトリガーポイントが形成され、坐骨神経痛とは違うメカニズムで足に痛みやしびれといった関連痛を引き起こす疾患です。悪い姿勢や骨盤の歪み、長時間のデスクワークによる臀部への負担、足を頻繁に使うスポーツが原因となることが多いです。この筋肉は足全体の筋肉や感覚をつかさどる神経を囲う位置にあるため、足全体に様々な影響を及ぼします。注意しなくてはいけないのは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などと間違われることが多いことです。なかなか改善しないお尻や足の症状は、ぜひ当院にご相談ください。

骨盤の歪みや痛みでお困りの方は、世田谷区・二子玉川にあるアクティブ・エイジング カイロプラクティックにご相談ください。

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病院への受診が望ましい/必要なケース